基本技術 観察編
メンタリズムの基本は、「観察」と「操作」がです。
「観察」は相手の表情、服装、髪型、持ち物、言葉、動作にいたるまで観察します。ただ受け取るのではなく、こちらから質問し相手からの答えを引き出し、観察します。
観察には、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感全てを使って観察します。そして、瞬時に判断し相手の性格、考えを判断します。
なので、複数のことを同時に処理する必要があります。
これを見てあなたはメンタリズムを難しいと感じませんでしたか?
文字ににして見ると難しいように感じるかもしれません。ですが、複数のことを同時にすることは人間が日常行っている事です。
主婦が掃除をしながら、夕食のメニューを考える。
サラリーマンが、喫茶店で明日出す企画を考えながらタバコを吸う
このように、複数のことを脳で同時に処理することはできるのです。いざ、言葉として受け止めると難しそうに感じるだけでまったくの勘違いです。
人によってはメンタリズムを知らず知らずのうちに実践しているかもしれません。
まず、簡単なことからはじめましょう。
近くにいる人を観察してみてください。
何を持っていますか?
疲れていそうですか?
どんな職業でしょうか?
ここで注意!
観察に気をとられすぎて、見すぎたり、質問攻めにしてしまうと相手の警戒心を沸きたて次の段階操作が難しくなります。
あくまで自然に行うことが大切です。
次はその場の雰囲気はどうでしょう
空気は軽いですか?重いですか?
ビジネスであれば先方はあなたを歓迎していますか?それとも迷惑そうですか?
その場にいる人たちの中はどうでしょうか?
ここで大切なのが、仕事でも、恋愛でも相手の考えがわからないまま、話しをしてしまうと、対策をとることができず、「ノー」という答えが出されてしまいます。
一度「ノー」と断られてしまうとそれをひっくり返すのは非常に難しいです。
なので、メンタリズムで相手の状況、感情、自分の立ち居地を正確に捉えることが重要なのです。